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くもひとつない青空のように  迷うことのない道を歩いてきた  たとえ回り道に見えたとしても   私にとってそれが航路だ
by ballade-T
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あたたかなであい 2

先日から続いている不思議な出会いシリーズですが、
そのひとつでもある一冊の本をご紹介します。


『坂村真民一日一言 
   ~人生の詩、一念の言葉~』


あたたかなであい 2_d0039992_20582069.jpg
















作者の坂村真民という人は、
決して裕福とはいえない中で
仏教思想を根底とした詩を書き続けます。
なかでもこれは、真民が日々欠かすことなく書き続けた詩のうち
366作が編纂され、一日につきひとつの詩、という風に
綴られている本です。


たまたま祖母が一般病棟に移ったその日に予定されていた、
気乗りのしない会社の飲み会で。
たまたま時間があってご参加くださった本社の方が、
私の話を聞いて教えてくださった本でした。

その方は、あるスタッフの結婚式に紹介したという
式当日の詩を教えてくださった(7月7日分)のですが、
何をどうしたのか、図々しくも「今日のも拝見していいですか?」と、
申し出てしまった私。


そのとき出会ったその日(10月)の詩は、
「一心になれば」という題の、
とても優しい詩でした。

不安にかられ、何かをしゃべっていないと
泣き出してしまいそうだったその日の私の心を、
やわらかく照らし、支えてくれる言葉でした。

ほんの一秒後、「私も欲しいです」といいながら、
表紙とタイトルと出版社を確かめさせていただきました。
別れを覚悟させるためのような、
そんな不思議な出会いや経験は誰にもあるよ、とも
その方から教えて頂きました。

飲み会から若干3日ですが、
その本は昨夜私の手元に舞い降りました。

どんなに不安なことがあろうとも、
普段どおり、心をやさしく、明るい方向にも動かしていたい。
そしてそれこそが、遠くで頑張っている祖母に
安心して漕ぎ出してもらうための力に
なれるような気がしています。


ちなみにこの本、
まだまだ全部読んでいません!
なんか、一日に全部読んでしまうのがもったいない気もして。
ということで、今はまた別の本を読んでいます☆


それはまた、べつのおはなし。
by ballade-T | 2007-10-07 21:20 | ほんのこと。