人気ブログランキング |

くもひとつない青空のように  迷うことのない道を歩いてきた  たとえ回り道に見えたとしても   私にとってそれが航路だ
by ballade-T
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
お気に入りの場所。
=おともだちの部屋。=
ほのぼーの亭
Maybe there's hope
RocK & LivE
Talk about my Thought and Days
いがの徒然日記
『人生は短編小説だ』~成澤広幸、音楽の日々~
With Art photolog
Your Love and The Crossing.

=ぷろふぃーる。=
なまえ:ballade-T
  うたうときには ballady
じゅうしょ:
  やまがた市やまのふもと
うまれたところ:
  はこだて市うみから5分
すきなこと:
  おんがく全般、料理、
  ぴくにっく、どらいぶ
おおきさ:
  びりやーどのキューと同
  じくらい
カテゴリ
全体
ひびのこと。
たびのこと。
ほんのこと。
おとのこと。
こころのゴミ箱
ことばつむぎ箱
以前の記事
2013年 03月
2012年 04月
2012年 03月
more...
ライフログ

自己ベスト


ave maria


天使なんかじゃない―完全版 (1)


下弦の月―Last quarter (上)


ぐりとぐら


魔女の宅急便


GTY‐550040 ショパン全集3 バラード (パデレフス

DELFONICS
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

本の虫 7

どうもこんにちわ。
風邪かしら~、喉が劇的に痛い!と思ったら、
一晩経ってmu君にも移してしまった疑惑が発覚しました。
現在バイキンマンがのさばっております、
ばらっど家でございます。。。


さて、そんな中でも最近読んだ本からご紹介。
久しぶりのこのコーナー(って毎回言ってる気がする)です。


それがこちら、となり町戦争(三崎 亜紀著、集英社文庫より)。



  ある日突然、となり町との戦争が始まります。
  でもその実感がないまま日々は進む。
  そんな状態でしばらく経ったある日、
  主人公は町の作戦のため、偽装結婚をしてとなり町に住むことに。
  そこで彼が見たものは、そして感じたことは…!?

  それから、この小説を別の切り口から見つめた別章も収録。


秀逸。久々にそう感じる小説に出会いました。
私たちは今、戦争を全く実感していない時代に生きているけれど、
私たちの『暮らす範囲で起こっていないから日常生活が平穏』な状態と、
彼の『暮らす範囲で起こっているのに日常生活に現れていないから平穏』な状態と、


日常と変わらない、平穏な生活ができてしまう事実に差異はないのです。


だとしたら、私たちは「今自分に関わるところで戦争が起きていない」ということを、
何を根拠に言ったらいいのでしょうか?



日本だって、本当は全く関わっていないわけじゃありません。
自衛隊だってあります。

就職活動の際の面接で、
 『わが社ではこのような兵器産業にも参画しています。
 将来的にそういった部署に配属される可能性もありますが、
 そのことについては大丈夫ですか?』
と聞く企業があるということも聞いています。

おそらく、その会社だけではありません。
実際そこに原料を卸す会社、輸送を担当する会社、
それに付随する様々を担当する会社、
また或いはその部署の赤字を補填できるだけの利率がある別の部署、
そしてそこと取引をしている無数の企業…

自分の今立っているこの場所が、
置かれている立場が、
戦争というひとつの悪と考えられる事象に
全く関わっていないという自覚が揺らいでくる作品です。

「いやそれでも自分のまわりにはそういう人はいない」と考える事だってできます。
けれど、自分 という言葉を、「日本」に置き換えてもいいかもしれません。
そうしたなら、確実に、『対岸の火事』的な見方が出来なくなってくるのではないでしょうか。


「関わらざるを得ないのなら、関わっているという自覚を持っていたいのです」

別章で、新入社員にたいして上司が投げかける言葉です。
(抜粋ではないので言葉は違うかもですけれど)

でもそれならば、もっと違う関わり方をして生きていきたい、そう感じたばらっどでした。
by ballade-T | 2007-04-11 18:36 | ほんのこと。