くもひとつない青空のように  迷うことのない道を歩いてきた  たとえ回り道に見えたとしても   私にとってそれが航路だ
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カテゴリ:ほんのこと。( 19 )

本の虫 12

引越しをしました。
いぬのあいまから、ねこのたまりばへ。
子どもの声も響く、のどかな街です(ただし旧居からわずか1キロくらいです)。



ツタヤが近くなった記念に、
なにか本がほしくなりました。

105円のコーナーに、なんだか良さげなフォトブックを発見。

見ると、合唱で歌って以来気になっていた、池澤夏樹さんの本でした。

d0039992_2301236.jpg

















きみが住む星
写真家、エルンスト・ハース(この人は知りませんが)の写真に、
『世界を旅してまわる男性が、恋人に書き続けるはがきの数々』という
断片的な、けれどゆるやかにつながっている物語をつけたもの。


池澤夏樹さんのことばはどこか右脳的、つまり直感的で、
アタマで理解するよりもすばやく
映像や画像や色彩がまぶたの裏をかけめぐるような、
私はいつもそんな気持ちになります。

それはどこか、
小さな子どもの頃、意味のわからない単語を時々飛ばしながらも
読み聞かせのお話を目を輝かせて聴いていた
あのときの感覚に似ているのです。


『ティオの夜の旅』も楽しかった!
頭の中を 空想絵本のような絵が何枚も何枚もかけめぐって
目を見開いて夢中になって歌った記憶があります。


この作品の中の、ひとつめの作品『最初の手紙』に、
いくつか特に好きな部分があります。
解説は特につけません。
皆さんの中に、この素敵な言葉たちが映像を結ぶといいな、と思います。

『最後に空港で君の手を握って、抱き合って、別れた後、飛行機に乗った
とき、離陸して高く高く上がり、群青の成層圏の空を見た時、ぼくはこの星が
好きだと思った。それから、どうしてそんな気持ちになったのか、ゆっくりと
考えてみた。飛行機の中って時間がたっぷりあるからね。そうして、ここが
きみが住む星だから、それで好きなんだって気がついた。他の星にはきみ
がいない。』

『行く先々でぼくは風景や人々の中にきみのおもかげを見るだろう。それを
きみに報告するだろう。そういう形で、ぼくはきみへの思いを伝える。きみは
ぼくの目を経由した自画像をたくさん受け取るだろう。旅をしているのが自分
であり、見られている風景が自分であり、この星全体が自分なのだと知る
だろう。』

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by ballade-T | 2010-04-04 23:48 | ほんのこと。

本の虫 12

こんばんは。

最近意識して、帰宅後の時間にいろいろするようにしてます。
今日は最近入ったスポーツクラブ!!

…へ行こうと思ったら、家のカギを忘れましたorz
mu君がかえってくるまで家に入れないので、
駅前のスターバックスでOL気分を満喫。

すると神が降りてきたんです!
メロディーと歌詞と、書きたい世界観がぶわーーーっと出てきたので
必死で書きとめることができました。
うぅ~ん、出会いです☆


さて、そんな私が最近読んだ本。d0039992_02358.jpg
石田 衣良『てのひらの迷路


現代私たちの世代において
絶大な人気を誇る石田 衣良ですが、
イケてる俳優さん(ともいえないアイドルたちも
時には出るような)ドラマの原作にもなっていたり
ちょっとミステリーっぽい空気も持っている気がして
今まで読んだことなかったんです。

この本も自分が買ったわけではなくて
たまたまいつのまにか本棚にあったのと
(おそらく現代作家の好きなmu君が買ったのでしょう)
ぱらぱらめくってみると
川端康成の『掌の小説』に触発された と書いてあって
あぁ、そういえば昔『掌の小説』いいよって薦めてくれた先輩がいたなぁ なんて
思い出したら親近感が湧いてなんとなく手に取ってしまったわけです。


要は原稿用紙10枚程度の短編集、ということなんですけどね。
それを書くにあたっての背景なんかがそれぞれに綴られていたり、
意外と軟派な感じにもミステリアスな感じにも
ごてごて傾いていないんだなぁ、と実感できて、
しかもさらに(時々イマイチぴんとこないものもあるけれど)面白いんです。
この世の中のどこかに、ぽろりと平凡に転がっていそうなことを書いていて。
けれども時にはそれがとても不思議で運命的だったりして。

特に『旅する本』『書棚と旅する男』が好き。
もしかしたらDDD氏なんかは『片脚』とそれに呼応する『左手』がハマりそう。
それからmu君とは『ウェイトレスの天才』について延々と議論できそう。
仕事に悩む後輩には『無職の空』かなぁ。それから、それから…

などなど、本当にたくさんの色を持った珠玉の24話(とその前書き)でした。
なにか読みたいけれど長編を読む暇も体力もない、
或いはそんなに読む時間はないけれど何冊も読みたい、
そんな人におススメの本です。


最後に。
読まず嫌いして、ごめんなさい。
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by ballade-T | 2008-06-19 00:02 | ほんのこと。

本の虫 11

最近読んだ本で、
私をとても前向きにしてくれた本。


「自分の生き方は自分で悩んでもがいてつかむものだ!」と
常日頃思っているので、
あまり『指南書』的な本が好きではない私。

そんな私が『何の因果か気まぐれか』手にとってしまい、
しかも衝撃を受けてしまい、
そしてここ数日のこころのパワーをくれている本。

教えるのはもったいないような気もするけれど、
でもこっそりと教えちゃいます。


『結果を出して定時に帰る時間術』
作:小室 淑恵


いわゆる女性の好きな指南書です。

でも、ちょっと違いました。

『ライフワークバランス』という言葉を考えるとき、
とかく『日本人は働きすぎだ、だからもっと
仕事を効率よく切り上げて趣味や家庭を大事にしよう』というような
方向に傾きがちだと思うんです。

でも、この考えにいつも「?」となってました。

だって、この考え方だと、そもそも仕事=いやなもの、やらねばならぬもの
という図式が前提としてあるじゃないですか。


私が前の職場で、そしてついこの間まで感じていたのはそうではなくて、
楽しい仕事だからついつい張り切ってしまう→帰った後のぐったり感、喪失感
というサイクルから抜け出したいなー、
仕事も趣味も家のこともみんな好きなのになー、と
いう気持ちだったんです。


この本は、まさにそういう本でした。
仕事が好きだから、もっとしたい。
家庭が好きだから、家族といたい。
刺激を受けたいから、外にも出かけたい。
そんな風に、人生の起きている時間全てを豊かに輝かせたい
と思う気持ちを実行に移させてくれそうな本だったんです。


そんなわけで、諦めかけていた
地元での演奏会も、練習再開!今年も出ます。
家族に会い、私の音楽のふるさとに会い、
充電してこようと思っています♪
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by ballade-T | 2008-03-09 09:55 | ほんのこと。

記念すべき 本の虫 10

こんばんは。

本当はちょっぴりゆううつなグチ記事を書いたのですが
『プレビュー』と『投稿』ボタンを押し間違えて
消してしまったので、

気を取り直して、久しぶりに最近読んだ本の紹介です。


久々に出会いました。
「たのしいな」と思うお話に、です。



カラフル
作:森 絵都

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生前の罪が大きすぎるとして、
輪廻サイクルから永遠にはずされてしまった『僕』。
抽選にあたり、もういちど他人の身体に入って
やり直すチャンスが与えられました。

これに成功し、自分が犯した罪がなんだったのかわかれば、
もう一度輪廻サイクルに入れてもらい、
新たな命へ生まれ変わる権利を得ることができます。

『別に生まれ変わらなくてもいいよ。
勝手にぼくにやり直させないでくれよ。』

そんな風に受け止める『僕』だけれど、
当選を断ることはできません。
さあ、果たして『僕』のチャレンジはどうなるのでしょうか。



児童文学賞を受賞していて、森さん自身も児童文学専門だけあって
こどもでも読める、素直な言葉と易しい文体。
mu君にもおススメしたけれど、「オチは途中で読めた」といわれてしまいました。
それでも優しい気持ちで笑ったり心配したりできる、
そんなあたたかなお話です。


児童文学だけれど、子どもを持つお母さんに読んでもらってもいいかも。
そんな、こころがホロリとほぐれる作品です。
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by ballade-T | 2008-02-29 21:17 | ほんのこと。

あたたかなであい 2

先日から続いている不思議な出会いシリーズですが、
そのひとつでもある一冊の本をご紹介します。


『坂村真民一日一言 
   ~人生の詩、一念の言葉~』


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作者の坂村真民という人は、
決して裕福とはいえない中で
仏教思想を根底とした詩を書き続けます。
なかでもこれは、真民が日々欠かすことなく書き続けた詩のうち
366作が編纂され、一日につきひとつの詩、という風に
綴られている本です。


たまたま祖母が一般病棟に移ったその日に予定されていた、
気乗りのしない会社の飲み会で。
たまたま時間があってご参加くださった本社の方が、
私の話を聞いて教えてくださった本でした。

その方は、あるスタッフの結婚式に紹介したという
式当日の詩を教えてくださった(7月7日分)のですが、
何をどうしたのか、図々しくも「今日のも拝見していいですか?」と、
申し出てしまった私。


そのとき出会ったその日(10月)の詩は、
「一心になれば」という題の、
とても優しい詩でした。

不安にかられ、何かをしゃべっていないと
泣き出してしまいそうだったその日の私の心を、
やわらかく照らし、支えてくれる言葉でした。

ほんの一秒後、「私も欲しいです」といいながら、
表紙とタイトルと出版社を確かめさせていただきました。
別れを覚悟させるためのような、
そんな不思議な出会いや経験は誰にもあるよ、とも
その方から教えて頂きました。

飲み会から若干3日ですが、
その本は昨夜私の手元に舞い降りました。

どんなに不安なことがあろうとも、
普段どおり、心をやさしく、明るい方向にも動かしていたい。
そしてそれこそが、遠くで頑張っている祖母に
安心して漕ぎ出してもらうための力に
なれるような気がしています。


ちなみにこの本、
まだまだ全部読んでいません!
なんか、一日に全部読んでしまうのがもったいない気もして。
ということで、今はまた別の本を読んでいます☆


それはまた、べつのおはなし。
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by ballade-T | 2007-10-07 21:20 | ほんのこと。

たまには世間の話題でも

こんにちわ。
最近mu君と逆転して、
『ばらっどがお休みの日に天気が悪くなる』と
いう感じになってきてしまっている、
形勢不利なばらっどです。



この間渡辺満里奈さんが、
ピラティスの本を出したみたいですね。
  『ピラティス道』
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といって「本を読んだ」とか、
「ピラティスおすすめします」とか、
そういうことではないんですけどもね。


どうしても芸能人が本を出したりするときって
メディアへの露出が高くなりますよね?
それが今まであまり好きではなかったのですが、
先日この本のおかげもあって、あるフリーペーパーに
渡辺満里奈さんが登場されてまして。


その中に、次のような言葉があったんです。


『本当は私も面倒くさがりなんです。
でも、「面倒だ」と感じた日こそ、もう1日続けてみる。
そうするといつのまにか、毎日の日課になってるんですよね』



この言葉を見たとき、「あぁ、そうしてみよう!」と思いました。
何かを思いついて実行するのも、
大抵3日坊主で終わるのも、なんとなく似ている私。
それでもどうにか続けてみるためには、

我慢するのでもなく、やさぐれるのでもなく。
こんなゆるい気持ちでやってみるのもありだよなぁ、と。


そもそも考えてみると、やらなくなった理由なんてのは
「飽きた」とか「嫌になった」みたいに決然としたやめる意志ではなくて
「何となく面倒」くらいでしかないんですよね。


それを打破して、もうすこしマメでいい女になれるかも。

そう思った、彼女の一言でした。
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by ballade-T | 2007-05-17 11:53 | ほんのこと。

本の虫 9  と、 ほんのりとしたおまけ

おはようございます。
ゴールデンウィークにふさわしい
爽やかな青空に誘われて、
朝から家中の窓を開け放ち、
洗濯機を既に3回まわしているばらっどです。


さて、先日友人と遊んでいるとき、
ある本に一目惚れして買ってしまいました。
あんまり面白くって、しかもあっさり読んでしまったので
今日はそれを紹介したいと思います。


 間取りの手帖 remix

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なんのことはない、間取りの本…だと思い、
間取りフェチとして手に取りました。

しかし、その間取りがなんとも面白い。
「どうして!?」「こんな部屋誰が住むの??」
はたまた建築屋出としては「こんなんどうやって建てるの!?」というような
面白い間取りばかり!


さらに間取りひとつひとつには
余計な解説が殆どなく(時々コラムなどが入りますが)、
『ぐるり。』『つるり。』『ずるり。』『うにょうにょ。』といったものから
『出窓を飾り立てたい方に。』『あわや2DK』といったまさに間取りというもの、
或いは『フィフティフィフティまであと少し』『露出狂時代』など、
へんちくりんなキャッチコピーがひとつと、
家賃と思われる値段がついているだけ。



至極現実的なのに夢や想像を膨らませる余地が
とても多く残っている『間取り』。
不動産屋のミスなのか、
本当にあるデザイナーズ間取りなのかわかりませんが
とにかく手にとって夢や希望をもって想像をすると
一瞬にして腰が砕けてたちまち笑いの道具になってしまう、
そんな面白い本でした。

引っ越したいけど叶わない、
或いはマンションの広告などが入るとすぐ見ちゃう方(つまり私)、
必見です!!!


****************
昨日、つまり5月2日を持ちまして、
このブログもついに3年目を迎えました!!
音楽のことを書いているかと思いきやそうでもなく、
本の紹介もようやく9件目。
かといって旅行のことを全て記録しているわけでもなければ
日々の記憶を書きとめ続けられているわけでもありません。

けれども、どれもこれも少しずつ残っているこのブログを、
私はとても愛おしく思っていますし、
もう少し、このブログを続けていってもいいよなぁ、と思っています。

これからはもっと音楽のことを書けるといいな、と思いますが、
まずはとりあえず、これからもよろしくお願いします!
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by ballade-T | 2007-05-03 11:56 | ほんのこと。

本の虫 8

こんばんわ。お元気ですか?
アパートの1階に住んでるのですが、
上の子が今わーんって泣いてます。
大丈夫かーい??


さて、吉本ばなな改めよしもとばななはあまり好きじゃない!
と思っている私なのですが、

最近移動が多くて多くて。
本が読みたくてたまらない。
しかしながらそうそう本屋ばかりにも行っていられない。
ということで、私の人生でも珍しい
読み返し期が続いてます。


今日読んでたのは『キッチン』。
受験問題にもなるほどの有名作です。



うーん、、、相変わらずやっぱりばななさんは
とりたてて好きになれないのですが、
でも彼女の描く、非現実的な男女の距離感に
不思議と共感してしまうのが悔しいところ。
今日もその麻薬的感覚の渦の中にまんまとはまってしまいました。


だけど読んでみるものですね。
2度目に読んで、素直に共感できる言葉がありました。


  「カツ丼の出前に来たの」私は言った。「わかる?ひとりで食べたらずるいくらい、おいしいカツ丼だったの。」


わかりますか?
たった数日だけれど、離れて過ごしている2人。
なぜかわかってしまう、彼の心のせつなくるしい揺らぎ。
それを打ち破りたくて、タクシーを飛ばして彼の元へ。

小説の流れにそってこのシーンを見ても、
何のロマンスも色気も感じません。
しかもカツ丼って(笑)
さらに彼女は、彼にこれを届けるために、
既に鍵のかかってしまった旅館の、壁や屋根をよじ登るのです。
カツ丼を持って。



正直、こんなマヌケな彼女のことを私は冷めた目で見ています。
この物語の出来事も、とても入り込めずに見ています。

けれど、この、「ひとりで食べるのはずるい」という感覚だけは
ぴしゃり と私のこころにハマりました。
このお話の中で、私がただひとつだけ、
無条件降伏して共感して契約書にハンコ押しちゃったくらいの台詞でした。



そういう一文に出会うかもしれないスリルがたまらなくて、
そういう一文を逃すのが悔しくて悔しくて、
今日も私は本の雑食を続けてしまうのです。
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by ballade-T | 2007-04-15 18:59 | ほんのこと。

本の虫 7

どうもこんにちわ。
風邪かしら~、喉が劇的に痛い!と思ったら、
一晩経ってmu君にも移してしまった疑惑が発覚しました。
現在バイキンマンがのさばっております、
ばらっど家でございます。。。


さて、そんな中でも最近読んだ本からご紹介。
久しぶりのこのコーナー(って毎回言ってる気がする)です。


それがこちら、となり町戦争(三崎 亜紀著、集英社文庫より)。



  ある日突然、となり町との戦争が始まります。
  でもその実感がないまま日々は進む。
  そんな状態でしばらく経ったある日、
  主人公は町の作戦のため、偽装結婚をしてとなり町に住むことに。
  そこで彼が見たものは、そして感じたことは…!?

  それから、この小説を別の切り口から見つめた別章も収録。


秀逸。久々にそう感じる小説に出会いました。
私たちは今、戦争を全く実感していない時代に生きているけれど、
私たちの『暮らす範囲で起こっていないから日常生活が平穏』な状態と、
彼の『暮らす範囲で起こっているのに日常生活に現れていないから平穏』な状態と、


日常と変わらない、平穏な生活ができてしまう事実に差異はないのです。


だとしたら、私たちは「今自分に関わるところで戦争が起きていない」ということを、
何を根拠に言ったらいいのでしょうか?



日本だって、本当は全く関わっていないわけじゃありません。
自衛隊だってあります。

就職活動の際の面接で、
 『わが社ではこのような兵器産業にも参画しています。
 将来的にそういった部署に配属される可能性もありますが、
 そのことについては大丈夫ですか?』
と聞く企業があるということも聞いています。

おそらく、その会社だけではありません。
実際そこに原料を卸す会社、輸送を担当する会社、
それに付随する様々を担当する会社、
また或いはその部署の赤字を補填できるだけの利率がある別の部署、
そしてそこと取引をしている無数の企業…

自分の今立っているこの場所が、
置かれている立場が、
戦争というひとつの悪と考えられる事象に
全く関わっていないという自覚が揺らいでくる作品です。

「いやそれでも自分のまわりにはそういう人はいない」と考える事だってできます。
けれど、自分 という言葉を、「日本」に置き換えてもいいかもしれません。
そうしたなら、確実に、『対岸の火事』的な見方が出来なくなってくるのではないでしょうか。


「関わらざるを得ないのなら、関わっているという自覚を持っていたいのです」

別章で、新入社員にたいして上司が投げかける言葉です。
(抜粋ではないので言葉は違うかもですけれど)

でもそれならば、もっと違う関わり方をして生きていきたい、そう感じたばらっどでした。
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by ballade-T | 2007-04-11 18:36 | ほんのこと。

本の虫 6

久々復活!このコーナー。
過去の記事見たら、『本の虫 5』が2005年11月…
何と1年2ヶ月ぶりのコーナーですね。

マンガ雑誌でこんなことしたら打ち切りですね(笑)



そんな今回紹介させて頂くのはマンガです。
どうもmu君の影響でマンガ雑誌を定期的に買うようになってから、
読んじゃうんですよね~~~~。
もともと好きだったのでいいんですけどね。


基本的にグルメマンガ系が好きな私でして、
王道はやはり『美味しんぼ』なのですが、
今日はあえてそれをはずしてこれをご紹介します。


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 『大使閣下の料理人』
 原作:西村ミツル マンガ:かわすみひろし


一流ホテルのシェフをやめて、
ベトナム大使の公邸料理人として
日本に家族を置いていってしまう公。

あ、公というのは主人公の名前です。

その公が要するに
ベトナムの日本大使館で行われる
設宴の料理を担当するわけですが、
そこに外交的なエピソートが絡まったり
外交員どうしのヒューマンドラマがあったり、
普通のマンガとしても楽しめちゃいます。

それでいて料理の描写や
作る手順なんかも秀逸!!
フレンチの手法も入っているので
模倣は出来ないまでも、イメージを取り入れたり
することはできちゃうのでこれまた一石二鳥。

あとは何よりも絵が好みですかね…(笑)

青年マンガにあるような、眉毛が太くて濃くて、
眼は勇ましくつり目になっていて、筋骨隆々とした、
あるいはロマンも抱けないようなリアルな等身配分のサラリーマンとか、
汗がぎらりと輝いているような、精悍なイメージの絵とは程遠い!

男性マンガにあるような、
エロマンガでもないのに誘うような露出とか表情なんかも殆どありませんで、
純粋に単純に読んで楽しめると思います☆

ひとつの話はたいていが1~2話で完結するところも安心です☆

ネカフェ・マン喫に行くことがあればぜひお試しあれ~い!
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by ballade-T | 2007-01-24 12:03 | ほんのこと。